メディアの寿命

昨日の続き。美術評論社刊「12インチのギャラリー」(沼辺信一著)を紐解くとコロンビアレコードが世界に先駆けてLPという規格を発売したのが1948年だそうで、アルバムの語源は1940年代のアメリカでSPのセットを美しく装われたジャケットで包んで販売したことに由来するとありました。その後LPの一枚ものでもアルバムと呼ばれ普及したのは吉井さんのおっしゃる通り1960年代以降のようですので、確かにLPの歴史は30数年、CDも1982年に生産開始で日本での売り上げのピークが1998年で現在丁度発売より35年くらい経っているので、メディアの歴史は40年くらいということなのかもしれません。
インターネットは水道や電気と同じ生活インフラなので、LPやCDとは性格が違うものですが、今のようなオーディオ・データ配信という形が30年どこまで一般的なものになるかどうか、その先どうなるかというのは、興味深いところです。