約束

最近の犬社長ですが、ハイパー・マーベラス爺さんを通り越して、介護犬(される方)生活を満喫しております。本犬は至って元気なつもりですが、歩行は全く頼りなく、ことあるごとに転けますし、起き抜けは朦朧として(立った状態で)オネショします。

実は先月の某夕刻から後ろ足が著しく動かなく立てなくなり、数日は意識も混沌と正常を行き来していました。老いがとうとう彼に追い付いてしまいました。その後は意識と食欲はしっかりし、なんとか歩くことは出来ており(それでもちょいちょいフリーズします)元気です。視力も聴覚も嗅覚も相当落ちているものの、見えない・聴こえない・臭わないというわけではないらしく、毎食キチンと平げ、トイレで用を足したい(間に合わないことも多々あります)という気持ちは強いです。

彼は子供の頃から落ち着きがなく、一日中家中をウロウロしているのですが、それは今でも変わりなく、ヨロヨロ・ズッコケしながらもずっとウロウロするんです。そんなに足腰弱いなら座ってればイイじゃんと思うのですが、そういうことではないようです。楽なことより自由がことが重要なのだそうです。なので、バリアフリーに配慮しながら彼がしたいようにさせています。

立ってウロウロできる日々もあとどのくらいあるのか、ご飯はいつまでモリモリ食べてくれるのか、分からないのですが、彼とのありふれた日常を、最後の1日まで楽しく過ごせればと思います。それは彼が初めてウチに来た日に彼と約束したことですから。