変化

今年になってCDデザインの受注がぐっと減ってコンサートのデザインの受注がまた増えてきたの面白い。でもこの2年で変化したこともある。フライヤなどはWEB版と紙版の主従が逆転しつつある。コロナ禍でスマホとSNSがあらゆる層に浸透しWEBチケットが普及してきたことも無関係ではないだろう。
つまり先にWEBフライヤを作ってチケット売れ行きの様子を見ながら紙フライヤの刷り部数を按分するという考え方になりつつある。ここの主従が逆転すると発注側は「紙版はWEB版を刷ったもの」というマインドになるので凝った印刷などの提案が通りづらくなるだけでなく、印刷にあまり質を求めなくなる。
そして今、10月頭に開催の3公演のパンフレットを同時に制作しなければならない事態(9月半ばの自分の演奏会を入れると4つなのですが)でちょっと頭抱え中。そしてこんな時に限って飛び込みの装丁の仕事なんぞがやってくる(逆にいつ閑古鳥になるか分からないので怖くて断れない)。