1年ぶり

そう、1年ぶりにCDアルバムのジャケット周りを制作しています。実は昨年は1枚も制作していません。初めてCDの制作に関わったのは1997年で、以来2010年まで、100タイトル強のCDアルバムのデザイン制作をさせていただきましたが、昨年だけピタッと止みました。別に独立したことが影響している訳ではなく、撤退してしまったレーベルがあったり、近年CDが急激に売れなくなっていることもあってのことだと思います。その代わりに個人的にコンサートのフライヤの受注数が格段に増えました。ちなみに昨年は独立前の受注量の倍でした。印象としてはライヴで演奏を楽しみたいという客層が増えている印象です。
とはいえ、演奏家としては自分の音楽を形にしておきたいという芸術家としての気持ちもあるでしょうし、愛好家としても画集を買うようにお気に入りの音楽家の名演奏を手元にコレクションしたいという思いはあると思います。配信とは違って所有する楽しみを得られるディスクアルバムは、音楽という芸術を残す媒体としてもまだまだ価値があると思っています。
今年は幸いに、あと2枚程、素敵な音楽家の皆さんとアルバムを制作出来る機会を頂いております。この秋や冬には形になると思いますので、その頃にまたインフォメーションしてきたいと思っています。