長続きの条件

学生時代〜30代で「上手な人たちだけ」や「むっちゃ仲良し」を主旨として立ち上げた演奏団体が長続きした例を殆ど見たことがない。その年頃の『上手な人』は団への帰属意識が低く別の美味しい誘いがあればそっちに流れるし、『仲良し』だけだと各々の人生の節目を理由に音楽から離れる人が多いので。


最初は前ツイのような感じで始めたけど、5年目あたりでちゃんと方向転換できたところは長続きしている。「上手下手ではなく音楽の方向性が似ている仲間を集める」「人生の節目でもメリハリをつけながら続けられる」「世代交代をうまくできる」仕組みを整えられたところだ。


その前にまず最初の5年を続けられない団体が7割くらいだと思います(全くの個人的な雑感)。


だからと言って「来る人拒まず去る人追わず」「気軽にゆるゆると」「なんでも演奏します」というコンセプトで楽団を始めるとほぼ初っ端から躓いている。音楽というものはやはり『熱量』である。上手下手は関係ないが(あまりに下手だと表現の足枷になるけど)、演奏する音楽への情熱が必要なのだ。