80年代ポップ&ファンシー

学生が描いてきたフライヤ用の線画イラストがびっくりするくらい80年代テイストだったので、ハッキリした色遣いと、悪ノリして80年代ファンシーグッズ系な蛍光パステルっぽい色遣いの2種類のデザインを見せたら多くの子たちが80年代ファンシーに票を入れたらしく、そっちで進めることに。

80年代は親御さんが今の彼らくらいの年頃だった訳で、僕らにとってはお土産物屋の片隅で埃かぶってた印象のテイストなんですよね。確かに最近80年代ポップやファンシーテイストがアップデートされて流行ってますが、それを享受している子たち自身からそういう絵をもらうとナルホドなと思います。

実際彼らがコンサートで披露する曲目も、確かにここ数年のトレンドでもあるけど元を辿れば80年代に生まれたネタばかりだし、そんな2023年の全日本吹奏楽コンクールの課題曲が天野さんの「レトロ」なんだから(もちろん演奏します)、いろんな要素がここに向かうのも頷けるものがあります。

ところで最近の80年代ポップ&ファンシーのアップデートな魅せ方(見せ方・聴かせ方)って単純なバブル郷愁とも違う心地よさがあって好きなんだけど、元々が清潔感のあるシンプルでグラフィカルなテイストが高いからテクノロジーとの親和性もある。

スマホとかデジタルサイネージとかディスプレイ中心の見せ方なんで、蛍光パステルっぽい色遣いがお手のものなんだよね。