本日の取り決めking

※昨日の金管バンド発表会での場内アナウンス
「拍手についてですが
1曲目が終わったあとは
拍手をせず、
2曲目が終わって
指揮者の先生が正面を向いてから
拍手をするようにおねがいします。」


さいたま市(旧浦和市域)の小学校にはすべての学校に金管バンドクラブがあり、毎年この時期に発表会があるのですが、なにせ50校近くが2日間で演奏しなければならないので、全部で4ブロックに分けて1校あたり8分の持ち時間→1ブロックあたり約2時間で収まるよう濃密なスケジュールが組まれます。持ち時間が少ないので子供たちは全員暗譜*1。イスの出し入れは保護者にもお手伝いしてもらい手早く。そんななか、スムーズな進行をするための注意がこの「拍手の仕方」。
コンクールや、楽章ものの曲を演奏するときなどは、曲間に拍手をしないのがマナーとされていますが、発表会でしかも拍手をするタイミングまで注意があった経験が今までなかったのでちょっと新鮮。しかも、1曲目にすこし派手に終わる曲をやった学校があって、お客さんが勢いで拍手をしてしまったら、
「1曲目には
拍手をしないよう
おねがいします」
とすかさずアナウンスが! これが中学に入って吹奏楽コンクールで課題曲が終わった後に拍手をしないようにする練習になるのかどうかわかりませんが、人が拍手をしたくなる心よりも1分2分のタイムスケジュールを優先してしまう事実に、やはりゆとり教育は失敗だったのだろうか、と思わずにいられませんでした。

*1:譜面台のセッティングがいらないという利点のほか、譜面があると持ち運びが大変だったり忘れ物があったり指揮者をみなかったり・・・まぁいろいろな面倒なことが起こるので