ちょっと前の話だけど、中目黒で坂上知佳子さんの撮影の後、4Bone Linesのライヴに行くために渋谷駅で井の頭線に乗った。JRから井の頭線に向かう途中のコンコースに先日設置されたばかりの岡本太郎さんの「明日の神話」がある。どうしても見たかったのでラッキー*1。
それにしてもデカイ！ 写真には1/4しか収まってない。
子供のころ、ウチに岡本太郎さんのデザインした水差しがウチにあって（結構有名だよね）、これがインパクト強くて好きでした。いまでもあるのかなぁ。あったら頂戴（間接的に親へ私信）。
高速道路から見た太陽の塔も良かった。やはり思ったよりデカイっていう印象。深くて無邪気で少し哀しく、明るい生命力に溢れている。あんまりにも好きで、こっちはミュージアムショップでレプリカのソフビを買った。
で、この絵は第五福竜丸事件などがモチーフに描かれている。被爆者二世であるボクとしては、さらに衝撃的だ。何故かって、こんな色使いで、こんな造形なのにやっぱり最後の印象として残るのは「希望」だから。
第二次世界大戦も広島長崎の原爆投下も遠い昔の事になったし、やっぱりボクは直接何一つ知らない事実だけど、その後だって未曾有の悲劇は起きたし、これからだってどんなことがあるか判らない。
けど、生命としての希望だけは失うな。そんなメッセージが壁いっぱいに描かれている。これもやっぱり好きな絵だ。
*1:これからもずっと設置されているのでいつでも観る事ができますね。
