事故

近所で犬のオヤツや人間の服などを買ってクルマで帰ってきた。
駐車場に入るために徐行し、右折する準備に入ったらその駐車場から出るクルマがあったのでブレーキをかけたとき、後ろで
ガラガラガシャーン
と音がした。
「なんだなんだ?」
何かが転げたらしいがよく見えない。とりあえず駐車場のクルマが下がってくれたのでウチのクルマを入れてから状況を見ようと思った。
すると今度はヴォンとエンジン音がして、またガラガラガシャーン! 見ると原チャリがコケててオッチャンが頭をかいて立っている。大きな怪我はなさそうだ。
すぐにオッチャンがこけた前の家の人が飛び出てきた。それからボクとemix、あと駐車場からクルマを出そうとしていた方(ウチのお隣さん)もクルマから降りて集合。状況を確認した。
つまりこういう事らしい。
ロケーションは見通しの悪い五叉路から10メートルくらいのマンションの駐車場前。
1:五叉路を左折して徐行し、10メートル先右の駐車場に入る準備をするotoshimono車。
2:そこに五叉路を直進して原チャリがそのまま入ってくる。
3:ところが同時に駐車場からお隣車が出ようとしてくる。ブレーキを踏んで停止するotoshimono車。
4:前の状況を見落としていた原チャリが慌てて急ブレーキ。otoshimono車にはぶつからなかったものの、スリップしてコケて、左の住宅のガレージの門に突っ込んだ。これが最初のガラガラガシャーン。
5:で、慌てて立て体制直そうとしたオッチャンは原チャリのアクセルをグッと握ってしまい、急発進してまたコケた。これが二回目のガラガラガシャーン。
確かに証言と一致するブレーキ痕もある。そして何よりぶつかったガレージの門が衝撃で開閉不能に。さてさてその修理費は誰が出すの? オッチャンは原チャリの自賠責のみで対物の保険などには一切入ってないという。ましてや、ウチのクルマやお隣車の保険は使えない。カスってもないんだから。とりあえず警察を呼んだ。お隣は困惑していたものの、一番無関係なのでそのままお出かけになった。
で、検分が始まったんだけど状況は以上の通り。結果的にはオッチャンの前方不注意による単独の対物事故となりそうだった。ウチもとりあえず運転していたemixの免許証とナンバーのメモを取られただけで「もういいよ」ということに。
ウチに非もなければ被害もないのだが、事故のキッカケではあるだけに何とも複雑な心境で現場を後にし、犬にオヤツをあげた。