気遣い

hakuくんとkanakoさん夫婦は週末は別々のバンドで活動している。hakuくんはSFC、kanakoさんはおおみや市民吹奏楽団。土曜の夜ってアマチュアバンドの定期練習日なことが多いのだ。で、練習後にメンバーで晩ゴハンとなると必ず深夜になる。で、時々であるが、店に入ると他のバンドの友人たちがいて「お〜っおひさしぶりぶり〜」ってことがある。で、今日SFCは焼肉行こうぜってことになって、行きつけの「焼肉じゅん」に入来たら駐車場に見知ったクルマがある。
「これhakuくんちのクルマじゃね?」「確かにウチのだ。」
「連絡したの?」「別に。」
で、店に入ったら案の定kanakoさんと見知った顔が3人。
「あれあれ〜?」「奇遇だねぇ」
でもkanakoさんは「最近SFCのメンツここ来てないみたいだったからさぁ、もしかしたら今日あたりって思ったんだよねぇ。」すっかり行動を見抜かれてる。
「hakuくん、丁度いいじゃん。一緒に帰れるね〜」ってみんなが言うと
「やだよ、アタシらもう食べ終わるし、先帰るよ〜。それにアタシ明日早いんだし待ってらんないよ〜」とkanakoさん。
「んだよ。そこまで言われちゃ、一緒に帰れね〜よな。好きにしろ!」とhakuくん。
夫婦喧嘩に見えるが、これがkanakoさん流の丁寧な気遣いなんだ。彼女はhakuくんがSFCのメンバーと楽しく過ごしているのが嬉しいんだっていつも言ってる。彼女の気持ちに感謝だ。
で、hakuくんとビールをガツンと「今日もオツカレー!」