ずりずりくん。

昔バンドピープルの編集部でアルバイトしていた頃、編集長の小太郎さんに「ずりずりくん」と呼ばれていました。いつだったか理由を聞いてみると「otoshimonoくんってさー、お使い頼むとゼーンゼン戻ってこないんだよね。で、いつだったかさー、何で遅いのって怒ったら『いやぁ、桜がキレイだったんでー』って答えられちゃったの。怒る気もなくなっちゃって。上見てずりずり歩いてんだなーって。」
あれから随分たって、脇目も振らずに寄り道せず、目的地にだけ向かって邁進してる自分を見つけると呆れます。季節感も楽しまず、食事も手早く済ませ、寝る時間を削り、なるだけ多くの活動時間を確保して、ただただ膨大(と自分で感じているだけかもしれない)なミッションを管理・遂行することに終始している自分。
そろそろ、ずりずりくんを連れ戻さないと。