シェフに乾杯


先日は大野和士指揮&フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団の演奏会にお誘い頂き、東京オペラシティへ行ってまいりました。
大野さんが総料理長として極上のフランス料理を振る舞っていただいた、そんな美的空腹が満たされる演奏会でした。フランスのオケが纏う空気感を大野さんの棒でしなやかにまとめあげました。
客層も、その演奏に応えるかのような華やいだ雰囲気で「これぞクラシック・コンサート」といった空間でした。
終演後のロビーに、オペラシティの計らいでこの演奏会のフライヤーが置いてあり(上の画像)、「記念に」とホクホク顔でお手に取っていかれる方が数多くいらっしゃいました。
フライヤーはチケットを買って頂くための宣伝媒体で、本来の役割をとっくに終えているのですが、これはデザイナーとしては予想外の嬉しさがあります。何しろ「演奏会の思い出として保存して頂ける」のですから。大野シェフのお仕事に加えて頂けたことを誇りに思います。
 
ショーソン:交響曲変ロ長調 op.20
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調 op.78《オルガン付き》
[アンコール]
フォーレ:パヴァーヌ
ブラームス:ハンガリー舞曲 第1番