自動!

辞書のデザインフォーマットに関するミーティング。ボクが制作した紙面デザインの叩き台を元に、編集・組版・印刷・デザインの各部門からの意見交換をして調整を図る。膨大な辞書の本文ページはプログラミングによる自動処理で一気に組み上げるため、編集上、デザイン上、組版オペレータ*1が《出来ること》《工夫すれば出来ること》《出来ないこと》をはっきりさせる必要があるのだ。さらにページ数が大量であるため、印刷上の制約もある。それぞれの分野の専門家による、とても前向きで有意義な時間だった。
帰りにオペレータさんにプログラミングでの自動組版のデモンストレーションをしてもらう。編集の作成した文字情報をPerlやxmlを通してInDesignに流し込むと、見る見る辞書が組み上がって行く。複雑でもパターンが決まっているタイプの紙面だから可能な技だが、それにしても圧巻だ。javaを使う場合もあるそうで、それぞれメリット・デメリットがあるそうだ。
普段プログラミングの技術書の装丁も多く手掛けるボクだが、ユーザーの、しかもこれから恊働する人の現場を拝見出来たのは何とも新鮮だった。

*1:プログラミングもします