彼女が見た事のないボク

さいたまファンファーレクラブの練習日。今回ゲストの小寺香奈さんとの初合わせ。本日はルーマニア民俗舞曲を多めに。数々のアイデアとレクチャーをいただきながら、我々伴奏との打ち合わせを進めました。彼女の一言一言がメンバーに刺激を与え、音楽がどんどん魅力的なものになっていきます。改めて彼女の音楽性と力量に感服しました。
実は《プロフェッショナルのユーフォニアム奏者としての》彼女と、《アマチュア・ヘタレ・トロンボーン吹きの》ボクとして接するのは初めて。
普段の《プロフェッショナルのデザイナーとしての》ボクと、《デザインの相談や依頼をしているクライアントとしての》彼女とは立場が逆転。
「otoshimonoさん、いつものオーラがなくて普通〜!」とケタケタ笑われました。ボクもそう言われて初めて「彼女が見た事のないボク」だったことに気付いて面白くなり、やっぱりケタケタ笑ってしまいました。

さいたまファンファーレクラブ
第15回演奏会
2010年10月10日(日)14:00開演
さいたま芸術劇場音楽ホール 入場無料
客演:小寺香奈(ユーフォニアム)
ウール:祝典ファンファーレ
ガブリエリ:ソナタ
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
      (独奏:小寺香奈)
バルトーク:ブルガリアのリズムによる
      6つの舞曲
高橋宏樹:奥義
溝田聡:ウォーム
安部一城:ペルセウス
モンク:ラウンド・ミッドナイト
クイーン:ボヘミアン・ラプソディ

ユーフォニアム 小寺香奈(こてら・かな)
大阪府出身。奈良県私立帝塚山中学・高等学校卒業。東京芸術大学音楽学部器楽科ユーフォニアム専攻卒業。ヤマハ新人演奏会に出演。第6回浜松国際管楽器アカデミーを受講、講師推薦プレミアムコンサートに出演。埼玉県警察音楽隊ユーフォニアム奏者を務めた後、東京芸術大学大学院音楽研究科音楽学専攻音楽教育研究分野修士課程に入学。2006年3月に修了。
現在、フリーランスのユーフォニアム奏者として、各地でのソロの他、オーケストラや吹奏楽団のエキストラ、室内楽、また管楽器指導などで活動中。オーケストラでは、バス・トランペット奏者としても活動している。これまでに、東京、大阪、岩手にて4回のソロ・リサイタルを開催。ユーフォニアムを、稲川榮一、外囿祥一郎、三宅孝典の各氏に師事。VIVID BRASS TOKYO、Tuba-labo.(ユーフォニアム,テューバ四重奏)、如月四重奏団、各メンバー。
上野学園大学、立教女学院短期大学、埼玉県立芸術総合高等学校各非常勤講師。東京藝術大学研究員。