週刊ユーフォニアム第3週

さて、今週は荒木玉緒ユーフォニアム・リサイタルで再び東京文化会館。全国ツアーの千秋楽。よりによってデザイナーは当日することがないので、挨拶したり演奏聴いたり打ち上げ出たり、玉緒さんたちと巣鴨のラーメンで締めて帰ったり。

玉緒さんはリサイタルのトークでも語っていたけれど、絶えず「進化したい」って考えていて、これまでリリースしたCDも、リサイタルも、そういった心持ちでチャレンジしてきた。ボクはその歩みを側で見てきたからよく分かっている。
今回のリサイタルも、その思いが溢れたとても力強い演奏で、自分の感情から迸る表現の先端の、そのまた先端のギリギリを、さらに前に踏み込む形で躊躇なく演奏していたのが印象的だった。
思いを音に込めて伝える、という意味においても、フィリップ・スパークが玉緒さんのことを「ユーフォニアムの伝道師」と呼んでいることが納得できる夜だった。

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