Yas-375EX - otoshimono

小柳美奈子さん（pf）、國末貞仁さん（sax）、山田忠臣さん（sax）によるユニット「トリオYas-375」のコンサートを聴きに東京オペラシティリサイタルホールへ。「EX」と題された今回は須川展也さんがゲスト。音楽としては聴き易く親しみ易いプログラムであっても内容はけっしてイージーにはならず、高度な技術と表現力を以てぐいぐいと惹き込んでしまうところがこのユニットの素晴らしい所。またトークも絶妙だし、作曲家さんたちとのコラボレーションも常にウィットが感じられ素晴らしく、とても楽しめるコンサートでした。
特にメインプログラム（？）の《サンサーンス／加藤昌則：動物デ謝肉祭（委託初演）》は爆笑の渦。本質的な意味で〈「動物の謝肉祭」の初演〉を再演して見せた感がありました。
それにしても須川展也さんという世界屈指のサクソフォーン奏者をゲストと言って迎えておきながら、かなりゾンザイに扱ったり、ある意味３人の伴奏をバリトンで担当させたり（それでもソロを勝手に吹いちゃいますが）、演出で散々いじるなどは、世界広しと言えどもこのユニットにしかありえないことであり、また４人（と作品を提供されている作家さんたち）の愛情と信頼感がひしひしと伝わってきて、とても寒い日でしたがイイ湯加減で温まらせていただきました。
本当は皆さんにご挨拶をさせていただき、さらに打ち上げなど潜り込ませて頂こうかとも考えていたのですが、ノッピキナラヌ事情（コレマジ）で行動が制限されておりましたので（明日のエントリで詳細は書きます）、終演後すぐに泣く泣く会場を後にさせていただきました。
　
最後に宣伝。
デザインを担当させていただいたCDから。