エル・カミーノ

尺八奏者の神永大輔さんと奥様で箏奏者の神永瑞穂さんが、何やら楽しい企画を考え中とのことでフレンチのランチコースを頂きながらお話。
彼らは昨年、スペインの830kmもの道のりを徒歩で旅してきたのです。その名をエル・カミーノ・デ・サンディアゴ〈サンディアゴの道〉。カトリックの三大聖地のひとつであるサンディアゴ・デ・コンポステラへの巡礼路のうち、もっとも北にある〈北の道〉を34日かけて踏破されたのです。スペインの人々から見たら高校生のカップルが歩いているとしか思えないほど可愛らしい夫婦が、色んな人々に出会いながら旅を進める様子はとてもワクワクします。
瑞穂さんの日記にその様子が綴られていますので是非ご覧下さい。
ちょっと関係ありませんが、ボクの好きなスペインの作曲家にフィデリコ・モンポウという方がいらっしゃいまして、彼の書いたギター曲に〈コンポステラ組曲〉というものがあります。派手な曲ではないですが、彼らの歩いた道(カミーノ)に思いを馳せながら聴いています。