50周年記念式典


良いですか、長いですよ、噛まないで下さいね。
本日は《埼玉大学吹奏楽部OB・OG 有志主催による埼玉大学吹奏楽部創部50周年記念式典》当日でした。
この構想の下地としては、8年前に《埼玉大学吹奏楽部OBによる記念演奏会〜埼玉大学吹奏楽部第40回定期演奏会[記念祝賀演奏会]》というこれまた超長いタイトルの演奏会を企画・運営した後、「次は何スンベ〜」と考えていた時に

  • 今回のOB演奏会で辿り着けなかった創部期の先輩たちとの繋がりを復活させたい
  • 私は仕事柄よくお会い出来るものの、OB・OGの方は一旦卒業すると、お世話になった諸先生方になかなかお会い出来る機会がなくなるので、そういう場を作ってみたい
  • 次は吹奏楽の演奏でなく、アンサンブルなど室内楽演奏をOBや学生と共有する場を作りたい
  • 部の歴史をキチンと調べ直して冊子にまとめたい

という思いがあったのですが、時期尚早と見て暫く放っておいたのです。
で、7年後の昨年の何かの打ち上げで「来年は創部50周年だ」という会話を当時の吹奏楽部部長さんだかとした時に上の事を思い出し、昨年末から「50周年じゃけ、なんかすんべ〜(ムチャクチャな方言)」とワメキ散らして周りの友人や先輩後輩を洗脳し、年明けたら諸先生方のスケジュール把握に入り、候補日を決めて任意でプレスタッフに会場だけ借り抑えしてもらい、今回の実行委員を任意で招集して(OB組織がないので一方的にキレ者にラブコールを送って集まってもらった)、その実行委員の恐るべき人脈を駆使しまくって創部初期の先輩方を探し当て、諸先輩や先生方のご意見を賜りながら、素案を固め、小高大先輩にOB総代、関口大先輩に実行委員長をお願いし、大学のサマーコンサートに併せて告知を開始し、あとはグワーッとダーッと実行委員の実務能力とカリスマ性を駆使しまくってボクはウヒャウヒャ踊っていたのでした。
そして当日とあいなった訳です。
元々OB組織を持たない団体の記念式典に本当に皆さん賛同していただけるのかと、実行委員一同一週間前までかなり深刻に戦々恐々としていたのですが、蓋を明けてみれば300名近い方々の参加となりました。全OB・OG・学生併せて1000余名ですから、およそ3割! 素晴らしい!!!
本当に有難うございます。やはりこういう式典は多数の参加者のパワーが集まって意味のあるものに昇華します。事実、私の構想をはるかに凌ぐ素晴らしい式典になりました。私はとりわけ創部期の大先輩方の生き生きとした表情を拝見して泣きそうになりました。恩師が嬉しそうな表情で皆さんと談笑されているのを見て胸が熱くなりました。後輩たちの、また先輩たちの演奏を楽しそうに&真剣な眼差しで聴き入る姿にこみ上げるものがありました。
また今までの出会いの再確認のみならず、新しい出会いも生まれました。50年の縦の繋がりで集合写真を撮られたトランペット、恩師を囲んで世代の分け隔てなく集まったホルンパート、教師をされている方の中には教え子を見つけられた方もいらっしゃいました。
私は人と人が繋がって新しい輝きが生まれていくのを見つめるのが本当に好きです。人の出会いによって生まれる輝きほど、人の世で高潔なモノはありません。そのためにデザイナーの仕事をしていると言っても良い過ぎではないです。
来賓出席いただけた近藤久敦先生、並木博美先生、小峰章裕先生、写真掲載を快諾いただけた故・大室勇一先生の奥様、OB総代の小高秀一大先輩、実行委員長の関口茂大先輩、ほか資料やご意見を頂いた草創期から近々までのOB・OGの皆様、演奏をして頂いた〈さいたまファンファーレクラブ〉〈Wing-Tip〉〈埼玉打打団〉〈レ・ルボア・サクソフォン・カルテット〉の皆さん、川畑部長はじめ埼玉大学吹奏楽部員の皆さん、本当に有難うございました。また、スピンオフのプロジェクトを立ち上げてくれた堀内くんにも感謝です。
そして、まだまだ残務処理はありますが、式典開催を支えて頂いた実行委員とスタッフには本当に感謝いたします。こういう機会を皆さんと過ごす事が出来たことを幸せに思います。