ヒソミネ


kilk recordsという素敵なレーベルがあるのだが、そこの主宰をされている森大地さんが中心となって立ち上げたヒソミネ・プロジェクトに賛同している。これはさいたま市の宮原に新しいコンセプトのライヴハウス「ヒソミネ」をオープンさせ、ここから世界に向けて音楽や文化の新しい形での発信をしたいというもの。
さいたま市にスタジオを構えて仕事をするようになって3年目(住んでからは実はとうに20年を越している)、ボクはこの街で数々の新しい出会いの中で彼を始め多くの若い才能に出会ってきた。それは音楽であったりアートであったり写真であったりパフォーマンスであったりスイーツであったりお茶や珈琲であったりCDショップであったり。さいたまという地が東京とも横浜とも違うスタイルを持った文化発信の街になり得る胎動が始まっている。表現の手段や感性はそれぞれ全く違うけど、彼らの持つパワーを緩やかな複合体にしていきたいと考え始めている。
そういった中で「場を作る」ことは最優先課題であり、それも公共ホールなどの行政サービスに頼るばかりでなく民間からの力があってこそである。そんな中で森さんたちが今回のプロジェクトを立ち上げた事は大変意義深い。まずは場を作り、(空間的だけでなく、精神的意味での)界隈を作り、日常の中で自然に一流の生き生きした文化発信がされる環境を整えていければ。
そういった中でボクに何が出来るか。ワクワクする日々が始まろうとしている。