25年前

COVID-19のパンデミックの影響で内定取り消しになる若者がいるそうですが、

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これね、キツいですよ、マジで。なぜならば私は体験者だから。

私も25年前、ほとんど似た状況だったのです。そう・・・リンク記事にも書かれた1995年ですよ。当時はバブル崩壊から始まる就職氷河期の始まりだったのですが、大学一留の末になんとか製版会社への就職が決まり、春には卒業という年です。ほっとするやらウキウキするやらじゃないスか、普通。

ところがです。1月17日に阪神淡路大震災が起こるのです。神戸や大阪が火の海です。うわーヤベェじゃんと思いながらも、卒論の提出と発表を済ませ、バイト先に3月いっぱいで辞めますと伝え、あと一週間で卒業という時になって、研修のために呼ばれて就職先に行ってみたらですね、倒産してるんですよ、私の入るはずの会社が。研修の担当者さんも当日まで知らなかったそうで超動揺してましたよ。震災というより不況の煽りで設備投資に失敗して倒産。ボクの内定も自動的に取り消しですよ。

4月からは学生でもなければ、仕事もなくなってしまった。残り数回となったバイト先で半泣きで働いていたら25年前の今日、3月20日です。そう月曜日でした。たまたま所用があって昼からの勤務だったんですけど、地下鉄サリン事件が起こりまして。バイト先は高田馬場で雑誌編集部だったんですが、普段原稿受け取りに行く場所がことごとく事件が起こった路線絡みで。もうキャンタマ袋チヂミまくりですよ。

関西が壊滅・自分も壊滅・首都も壊滅。もう日本詰んだって思いますよ、誰でも。もうね、年下の彼女(今の相方)の前でワーワー泣きましたもの。絶対オレ死んじゃうって思ったもん。

でも何故かそれから25年後の3月20日も生きているのは、ひとえに、出鱈目な私を見捨てずに辛抱強く我慢して下さった師匠友人知人諸先輩後輩親類縁者の皆様のおかげとしか言いようがないです。ホンマに感謝ですよ。

だから、2020年も超キツイけど、ワーワー散々泣いた後は、上向いて笑っていくしかないんスよ。