明るく力強く

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資料を整理していたら、随分前に装丁のために撮影した写真(紙焼き)が出てきました。少しややこしいのですが、両親の子供の頃の家族写真を撮影した写真です。
昭和20年から30年頃までの広島の写真です。昭和20年に原子爆弾が落とされて「75年は草木も生えぬ」と言われていましたが、どの写真からも伝わってくるのは明るさです。特に母親の家族写真のいくつか祖父母が経営する大衆食堂の前の通り(相生橋の近く)などで撮影されたものでしょうから、つまり、原爆が落ちてから数年後の爆心地です。
どのような悲惨な状況に立ち会っても明るく力強く生きてこその未来です。