備忘録。ハイブリッドイラスト制作記。

今回のフライヤイラストの制作過程をまとめました。元々デッサンが得意な方ではないこともあり、今回は写真とイラストのハイブリッドを思いつきました。結果的にとても面白い表現になったと思います。

まずは楽団の仲間にモデルをお願いしダンスの衣装を着てもらって連写撮影しました。400カットくらい撮りました。良いカットもたくさんありましたがどれか1枚を選ばねばなりません。

膨大なカットの中から後々のレイアウトも考えて1カットを選び

 

イラストの要になる顔のスケッチをします。

 

決めた写真から衣装だけを切り抜いたものをAdobe Illustratorに貼り付け、スケッチや写真を下地に顔や四肢を描いていきます。
ちなみに今回のイラストではマウスで描きました。つまり線画の線は終始の太さのエフェクトが入ったベジェ曲線です。タブレットとペンでも描けるのですが、合成画像との正確な見当合わせや微修正が楽なのはこの方法なのです。

 

イラレ上で着彩します。線と面は別レイヤーです。

 

そうして出来上がったイラレの線画と面画を別々に切り抜いた元のフォトショップ画像に放り込み、本格的な着彩をします。しかし見てお分かりのように、どんなにリアルに四肢の長いプロポーションがシュッとした人でもこの手のイラストに入れ込むと少し寸詰まって見えるのです。またこの段階で衣装のプロポーションの方にも多少手を入れています。モデルの体系というより衣装のたるみや膨らみを取る作業です(とはいえ、イラストに合うように多少は盛ります)

 

最後に変形ツールなどで全体のプロポーションを整え、動きをつけるエフェクトをかけます。こう言う作業はフォトショはお手のものです。最後にこの画像をフライヤのアートワークに配置してレイアウトに入ります。
今回の一連の投稿は簡単な制作の流れでところどころの細かいテクニックは描いてません。例えば四肢の肌の着彩には実際のモデルの四肢の画像もエフェクトをかけて利用しています。それにより細かい肌の凹凸や影などが自然に表現でき、写真との中間的な表現にもつながりました。

 

そして、今回の完成したフライヤ画像。

私にとって仲間とのブラスアンサンブルはいわゆる同人活動だと考えているので、デザインの上でも普段仕事ではやらないような表現に挑むようにしています。結果的に仕事で使えるクオリティかどうかは置いておいて、引き出しを広げる活動をしていきたいです。それはもちろん音楽においても。
 

さいたまファンファーレクラブ第27回演奏会
Saitama Fanfare Club Concert volume 27
日時|2023年10月1日(日)14:00開演(13:30開場)
会場|埼玉会館小ホール(JR浦和駅西口徒歩6分くらい)
料金|入場無料
曲目|
 ・命をつなぐ道(酒井格)
 ・夜明け〜「春の呼ぶ声を聞く」より(髙嶋圭子/下野恵美子編)
 ・組曲「カルメン」(ジョルジュ・ビゼー/下野恵美子編)
 ・情熱大陸(葉加瀬太郎)
 ・令和最強ヒットメドレー(T.Aoki Selection)
 ・手をとりあって(ブライアン・メイ)
 ・バードランド(ジョー・ザヴィヌル)
 ・S-F-C-C-B(新沼陽)
問合|さいたまファンファーレクラブ事務局
   www.sfc-web.com