エキサイト・エキストラ

今日の朝から午後にかけて、とあるバンドのエキストラで鴻巣へ行っておりました。鴻巣は埼玉県の免許センターのあるところで、本試験にも落ちたことのある程クルマの運転が苦手*1なボクにとっては地獄のような場所ですが、今日はとなりにある市民会館で演奏なのでヘイキさ。
なにしろ頼まれたのがこの前の月曜日、楽譜が届いたのが木曜日だったから、さあ大変。演奏する曲はグスターヴ・ホルストの「ミリタリーバンドのための第一組曲」と「Mr.インクレディブル」「時代劇テーマ・メドレー」です。第一組曲は何回も演奏したこともあるし、大好きで普段からよく聴いている曲なのでよかったのですが、あとの2曲は変拍子はあるわ転調するわでどんどこしょ。しかもリハーサルと本番しか合わせる機会がない!
そこで苦肉の策として「i-pod合奏作戦」に出ました。音源はたまたま全部持っていたので(kogaiさんに頂いたニューサウンズのCDが思わぬ形で役に立ちましたよ!)、i-podに入れ、聴きながらそれに合わせて何回か通し練習をしたのです。土曜日はSFCの練習の休憩中に数回、当日の朝出発前に一回通しておきました。まともな練習法ではありませんが、付け焼き刃で要点だけを押さえるにはもってこいですよ。特に「時代劇」は本番のみの合奏だったのでギリギリセーフでした。
バンドはとても雰囲気がよく、演奏も楽しめました。「攻め」のバンドだったのでボクのノリにも合っててヨカッタヨカッタ。「バストロはブリブリっとお願いします」と指揮のnagasonoさんに言われたのでブリブリっと吹きました。ご満足いただけたでしょうか。
演奏が済んだらそのまま家へとんぼ返り。ちょっとmittenと昼寝して仕事再開! さぁラストスパート!

Wind Music of Holst and Vaughan Williams

Wind Music of Holst and Vaughan Williams

これは、ボクのお気に入りの「第一組曲」が入っているディスク。指揮はマウスピースやミュート製作者でも有名なデニス・ウィック。演奏者も当時のイギリスの腕っこきが集合している夢のアルバムです。テューバにはジョン・フレッチャーだっているんだぜ!
第一組曲はイギリス人が演奏すると第一楽章は早く、第二楽章は割とニュートラル。第三楽章のクイックマーチはテキパキとしています。ボクはこういう演奏が好きです。PJBE*2の演奏スタイルはこういう音楽文化的背景があるんだな、と納得したりできます。

*1:教習所では22オーバーの上に終了検定2回、卒業検定1回落ちた

*2:フィリップジョーンズ・ブラスアンサンブル