盛り上がってきましたね、侍ブラス。今日madokaさんが当日プログラムの下版*1をしました。直前まで新曲が上がってこないので解説がナカナカ書けなかったものがあったりして今日まで伸びちゃったんですねぇ。サクッと色校正して本番に間に合わせましょう。
「侍ブラス」で検索してこのブログに辿り着く人の数も増えてきました。やはりみんな気になる存在なのですね。
ところで、今日はオペラシティから招待状も届きました。当たり前なのですが、ボクがフライヤを手がけた公演の招待状には、やはりボクの手がけたフライヤが同封されています。今回もそうです。ボクだけに送られてくるモノではありませんから本当に当然なのですが、いつも不思議というかコパズッカシイというか妙な気分になります。情報を発信する自分とそれを受け取る自分。すごく短いサイクルでタイムカプセルを開ける感じ? う〜ん、なんとも説明がつかない。
公演のデザイン周りというのは一種独特な仕事です。商品(公演)はある決まった日の決まった時間に開封されるので、それまで実際どういうものになるかお客様には分らない。主催者も分らない。絶対的な品質の保証が出来ない商品です。
フライヤは言わば商品パッケージ。味見も出来ないし見る事も出来ない商品を、できるだけ魅力的に見せなければならない。開封されるその瞬間まで、お客様に期待させ続けなければならない。
公演プログラムは言わば商品の説明書なんだけど、商品は瞬間瞬間で表れて消えて行ってしまう。商品は記憶としてお客様の頭の中に入ってしまい、終演後にはこの説明書しか手元に残らない。もう一度取り出して確かめる事もできない。
今までにたくさんの公演のデザインの仕事をしてきたけど、どれ一つ同じものがなく、どれも思い出深いです。
今回の侍ブラスも楽しく仕事してます。当日が本当に待ち遠しいなぁ。
当日はCDも先行発売されるみたいです。残念ながらこれはボクの仕事ではないのですが、期待していますヨ!
- 作者: 村上”ポンタ”秀一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/12/05
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*1:印刷所に版下(現在はデータであることが殆ど)を渡して印刷工程に回す事