違う

正月に帰省した時に義母が孫(ボクにとっては甥っ子)のソウチャンのために「ぞうのエルマー」のぬいぐるみを買っていたのを思い出し、ボクたちはエルマーの本を買いに行った。甥っ子の誕生日プレゼントだ。
エルマーはパッチワーク模様の元気な象だ。自分が他の象と違う外見なのを悩みもするし、違うことを利用してみんなを楽しませることもする。賢く、やんちゃで、仲間想いだ。
この世界、みんな、どこかしら「違う」のは当たり前だ。どんな生き物だって全く同じ運命を辿ることはない。たとえクローン生物だとしてもだ。
でも「違う」ってのは当人にとって、いつも深刻な問題だ。ギャップを埋めて同化するにも、才能として際立たせるのにもパワーが要るからだ。
エルマーのお話は、そんな悩みにいくつかのヒントを与えてくれそうだ。
それは「みんな違って、みんないい」「みんな手をつないで一等賞」なんていうユル〜イいまどきの教育とは「違う」ものなのだ。

ぞうのエルマー〈1〉ぞうのエルマー (ぞうのエルマー (1))

ぞうのエルマー〈1〉ぞうのエルマー (ぞうのエルマー (1))