リベルテ

アンサンブルリベルテ吹奏楽団の演奏会に伺う。ここの団員であるuzuさんの誘い。午前中、金管まつりのチラシ挟み込みもついでにしてしまう。
リベルテは吹奏楽コンクールマニアの間では超メジャー級の名門バンドだが、ボクはそんなに有名でなかった昔から何だか妙な縁がある・・・・初めてリベルテが全国大会に出場したときも、リベルテの楽器を積んだトラックに乗って札幌に行ったり*1、憧れの先輩や指揮者見たさにリハーサルに潜り込んだり。学生指揮者だった頃、コンクールで思うような結果が出せず越川さん*2の前で大泣きしてしまったりもしたっけな。現在も団長のみならず団員に知り合いが多く、いつも演奏会に誘われているのだが実は今回、かなり久しぶりに聴きにきた。
ボクが聴きに行かなかった間に、リベルテはちょっと大人っぽい楽団になっていた。前は「オレたちスゲー上手いだろう」的な雰囲気が“なきにしもあらず”だったんだけど、今は気負いなくリラックスしした気分で演奏している。キャリアを感じさせる余裕のある演奏だ。
もちろん夏から始まるコンクールに備えた選曲もあるので「どうせ、コンクールの試し吹き演奏会でしょ」と揶揄する人も相変わらずいると思うけど、演奏している当人たちはそんなにガツガツいないのだ。それでは逆に、コンクールに出場予定のある楽団で、この時期にそういう選曲をしていないコンサートがあるだろうか。リベルテだって何処にでもあるシビック・バンドのひとつだ。団員の殆どが職を持っていて、週末の限られた時間に余暇として楽器演奏を楽しんでいるのだ。実際「名前が一人歩きしちゃってるのが悩み」とは、あるメンバーの弁。
そうは言ってもハイ・アマチュアのオピニオンリーダー的な役割をしてきたリベルテだけに、四半世紀の歴史を経てどう熟成されていくのか、ちょっと楽しみです。
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リベルテのCD。あんまり人には言ってないが、このデザインをしたのはボクです。括弧笑い。

*1:このエピソードは結構面白いのでまた今度書きます。

*2:アンサンブルリベルテ吹奏楽団・団長