ちょっとしたトロンボーン学会

「村田陽一4Bone Lines」を聴きに渋谷のアクタス・ノナカ・アンナホールへ。KOSEIレーベルの方に誘われてお伺いしました。メンバーは村田陽一(Tb,Pc,作編曲)/ 古賀慎治(Tb・ex.東京都交響楽団)/ 池上 亘(Tb・ex.NHK交響楽団)/ 黒金寛行*1(Bass Tb・ex.N響アカデミー)という豪華メンバー。お客の方も、ホールも小さいしチケットも要予約だったためか、音大生やプロ奏者・業界関係者などで埋め尽くされてしまっていた様でした。
内容は、全編が村田さんの作編曲作品で、一曲一曲ごとに作品の解説が入るという研究発表会的なコンサートになりました。題して「ジャズ理論からのトロンボーン四重奏へのアプローチ〜その視座と課題/村田陽一」といった感じでしたが、先ほど述べた通りお客も関係者ばかりなので、皆さん楽しんで聴いておられるようでした。中には彼が先日まで配信していたポッドキャストでも発表されていた作品もあり、ボクはそのポッドキャストを愛聴していたので、生演奏が聴けたのがありがたかったですね〜。村田さんは今回の作品を音源化と譜面の出版を考えておられるようですヨ。いいですね〜。トロンボーン界の財産になりますから。
emixは解説を熱心に聞いておりました。トップアレンジャーが直々に作品の構成やアレンジのポイントについて解説してくれることなんて滅多にないですから、駆け出しとしてとても勉強になったようです。しかも彼女、何と村田さんの高校の10年後輩なんです。部活も一緒。でも今回残念なことにご挨拶する機会を逃してしまいました。会場にはボクのトロンボーンと人生の師匠である箱山芳樹先生もいらっしゃっていたので、終演後ボクが先生にご挨拶へ行ったんです。そしたらその間に、紹介していただける筈だったKOSEIレーベルの方とはぐれてしまったのです。帰り中、ずっとプンスカ怒ってました。ゴメンよ〜。大丈夫だって、また会える機会あるから。

*1:でも彼はまだ芸大の4年生ですよ。すんばらしく良いバストロ吹きです。おちゃめだし。