teruの歌

「わー!otoshimonoやん、変わったなー。いゃ、全然変わっとらんわ。頭ツンツン立てとらんけん分からんかったんやわ。知ってます? こいつ足むっちゃ速かったんですよ、ブラバンやったんに陸上部抜かしてました。で、サングラスかけるとムッチャ格好よくてな〜。相変わらずムキムキやな。」
「ちゃうんや、ダイエットしたんやって。少し前まで10kg太っとったんやで。それよりteruなんか頭《ろくでなしBLUES》みたいやったやん。あんな、teruは応援団やったんや。カッコエエしアタマエエし、マジで学年の人気者やったんやで。」
とナゼかお互いをemixに紹介しあう形で始まったteruとの再会は、高校の卒業式以来だから実に18年ぶりだ。
今日は昨年から出席している高校の同窓会「東京玉翠会」。香川県の高校なのに東京のホテルの巨大会場で1000人の同窓生が集うトンデモ・イベントだ。
teruがカタールやデュバーイ*1の海外勤務から帰ってきて、久しぶりに玉翠会にやってくるウワサを聞いたのは、ブラバンのリハーサルが終わった後だった。
当時人気ユニットだった応援団*2のメンバーでケイオン*3でギターとヴォーカル、地元企業の御曹司でイケメン、チョイ悪で成績優秀、彼女も才色兼備。もう非の打ち所がない人気者だった。
最初は何となく遠くで輝いてる存在だったんだけど、応援団のteruとブラバンの棒振りだったボクは思ったより早く知り合い、三年では同じクラスになった。クラスマッチ、夏休み、体育祭に文化祭、今思えば、受験の年だったけど、teruを中心に学年の人気者が偶然集結していたボクのクラスは、毎日がお祭りみたいだった。
今日teruと会って、以前の輝きが、大人の魅力も加わってさらに進化していたので安心した。世界を舞台に日本の第一線で活躍するデュバーイ帰りのイイ男teru。ボクらのスターはそうでなくっちゃ!

*1:ドバイのことね。

*2:硬派なんだか軟派なんだか分からない集団でした。今でいうところのF4ってところかしらん。いや、それほどでもないか。

*3:軽音楽部