うどん県某市

先日は毎年東京で開催される妙に大規模な同窓会(うどん県某市の高校)に少しだけ顔を出し、校歌などをブラバンでブカブカドンドンと演り、同期と少し飲んで帰ってきた。
高校の同窓や友人たちの話題はいつも日本や世界の明日を担う規模で桁違いに大きく、毎日机の前で0.25mmの差にウンウン唸っている僕なんぞにするとイチイチ新鮮で面白いのだが、その0.25mmのチマチマした実学と美学を共有できる仲間が少ないのがちょっと寂しくもある。まぁ「この高校受かったらトロンボーンを買ってやる」という親のぶら下げた人参に釣らて入学した自分が場違いなだけだったのかもしれないが。
逆に今年の春から夏にかけて、必ずしも同窓ではない同郷の知人が一段と増えたのだが、不思議なことに映画監督や文筆家、イラストレーターにカメラマンという、どちらかというと0.25mmの美学を共有できそうな同業の匂いのする皆さんが多く、彼ら彼女たちの表現に対する熱量にとても共感するし、才能の豊かさに驚嘆している。
瀬戸内の小さな街だけど色んな人と色んな才能がある。
どちらにしても、自分もさらに頑張らねばと思う。