ソナタ13番

さいたまファンファーレクラブの第13回演奏会もあと1週間と迫り、この連休3練習から本番モードにモチベーションを上げていきます。明日は昼に小さな依頼演奏も入っているため、丁度いいエンジンのかかり具合です。
ところで、話は135度変わって、本公演のオープニングには我々、ジョヴァンニ・ガブリエリ*1の作品を取り上げることが多いのですが、今回は《ソナタ13番》を演奏します。
で、何故この曲を取り上げたのか。当日パンフレットにも書きました「宇宙的な響き」は勿論ですが、本当の理由は13回めの演奏会だから。
ガブリエリの作品はいくつかの作品集にまとめられており、それぞれナンバリングがされています。しかも作曲技法的にもナンバリングされた方法を使うので、《第7旋法によるカンツォン第2番》など数字がやたらついているタイトルが多いのです。そこで団長のmakotoさんとボクはハタと気付きました。第1回からそういう風に数にちなんで曲を決めていれば、選曲で苦労しなかったのに〜。今となってはどうしようもありませんが〜。
曲はガブリエリの作風であるポリフォニックさがあまりない珍しい作品です。しかし、シンプルで力強い主題がクワイア同士でエコーしながら壮麗に響き渡る、堂々たる音楽です。最後に秋の紅葉が風に舞って交錯するかのようなトランペットの掛け合いがありまして、これが大変見事。中学生の頃、これを初めて聴いたotoshimono氏は「哀しみの疾走」と名付けたそうです。今で言うブラス厨です。

さいたまファンファーレクラブ
第13回演奏会
 
2008年10月19日(日)
13:30開場/14:00開演
彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
入場無料
後援:さいたま市教育委員会
 
演奏曲目
 ソナタ13番:ジョヴァンニ・ガブリエリ
 胃腸薬の主題による4つの変奏曲:津堅直弘  
 ケンタウル祭の夜に〜宮沢賢治「銀河鉄道の夜」によせて〜より:建部知弘
 組曲「惑星」より 火星・金星・木星:グスターヴ・ホルスト 
 二天一流:中川英二郎 
 下弦の月:三澤慶
 宇宙のファンタジー:アース・ウィンド&ファイア
 MOONFISH:安部一城
 機動戦士ガンダム・メドレー:建部知弘ほか 編
 サンライズ:スペクトラム
※曲目は変更しても許してね。