馬鹿

先日書いた仕事仲間の通夜に相模原へ。
会場はさすがに知り合いだらけ。ここは饗宴*1のロビーか。いやいや、ホールには祭壇があり、彼と柩と遺影、そしてバスクラリネットが飾られている。そして仲間や作曲家先生の献花がズラリ。でも響くのは吹奏楽ではなく坊さんの読経だ。
で、せっかくみんな集まってるのに自分だけ柩に収まってタバコも吸えないなんざ、奴さんもさぞかし窮屈なこったろう。
だから彼が『イヤイヤイヤ〜、参っちゃったよ〜ん』って言いながら、みんなの話に混ざってても不思議じゃないんだ。
「《参った》って、キミの通夜やんか!」って誰に突っ込まれたりして。
『え、オレの? ウソーン』
「だから言ったろ。太り過ぎだし、タバコ吸いすぎだって」
『そういうみんなだって吸ってるじゃーん。ズリーぜ。それより今度の饗宴でさー』とニヤニヤしながら。

そんな馬鹿バナシも、もう出来ないじゃないか!

*1:『21世紀の吹奏楽』というイベント