さて、音楽の話ばっかりしているので閑話休題。学生向けの英語と化学のジテン(辞典と事典)の装丁をさせて頂きました。検定教科書もそうなんですが、自分が子供の頃に使っていた物を制作するというのは実に新鮮でして。だって子供の頃はこういう物を「誰かが作っている」ということすら考えた事ありませんでしたからね。
そして今回もまた子供たちには「誰かが作っている」なんて思われないわけです。有難みゼロ。だから平気でジショにパラパラマンガ描いたりするんです。で、親に叱られてゴシゴシと消さなきゃならんわけです。
「これを作った人に申し訳ないだろう」と。
確かに。ジショ作んのって大変だからね。
でもパラパラマンガ描くのだって大変だよ。泣きながら消したんだもん。叱られて悲しいのではなくて、消すのがもったいなくて。あのとき、ボクのアニメーター人生は終わったんだ。それは11歳の秋。あまりにも若い才能だった・・・。あのとき、親があれを褒めてくれさえしたら、ボクは今頃日本を代表するアニメ作家になっていた、かも? 惜しい事したね〜。なんだか〈星の王子さま〉のウワバミの話みたいになってきたな。かなり今日は支離滅裂。
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