タイミングの悪い人。

いつも不在である訳でもないのに、席を外した時に限って電話が入る人や、必要な時に限ってそこに居合わせない人っていますよね。
そういう人って不思議なんですが、いつもそうだと思いませんか?
一つ一つは偶然に見えるんだけど、実は偶然などではなく解明できるのではないか、と思うようになりました。
そういうタイプの人たちって、よくよく観察すると、行動が少し乱暴なんです。ポイントは「少し」というところです。
例えば飲み物を別の入れ物に移すとき、最初は普通に注ぎ込んでいるんだけど、最後の最後で乱雑になるので、元の容器に少し残っちゃったり、こぼしちゃったり、容器を戻すとき机などにガンって音をたてて置いちゃったりします。
例えば、普段はキレイに片付けてあるのに、物を探す時に限って散らかしたりします。つまり見た目は片付けてあるのですが、整理は出来てないのです。実は綺麗に積んであるだけ。
つまり、自分は丁寧に行動してるつもりでも、最後の最後で事の成り行きをちゃんと見届けないので、次に何が起こるか予測出来ない、または見誤るのだと思います。
周りの人も、その人は一見ちゃんとしているので、不思議だなあ、と感じる程度なのですが、細かいところで信頼感を失い兼ねないですから気をつけたいところです。
打率は良くても細かいエラーの多い野手は起用してもらえない、みたいな。
何でも先回りして物事を考えなくてもよいし、何でも理詰めで進める必要も全くありませんが、一つ一つのタスク(ミッション)の最後を丁寧にするだけで、次にどのタイミングで何が起こるのか大体つかめるはずです。
だから電話がかかってくるタイミングに大体席に居合わせることが出来るのです。
殆んどの人は意識しなくてもすでに大体出来ていることなので気にする必要はありませんよ。こんなところ、本当に大体でいいんですよ。いつも出来てたら逆に気持ち悪いです。それだけ些細な話なんですが、チャンスやタイミングを尽く逃している人のを見ると、少し残念だなぁ、と思うことがあるのです。
逆に「いつもいないくせに、本人の都合の良いときに限って居合わせる人」もいますよね。こちらの話はまた今度にでも。