スコール

コンサート*1を聴いた帰りに友人*2の車に乗っていたら、突然のスコール。やっとこさ目的地のスターバックスに辿り着いたものの、雨は強まる一方。お店の中にいたお客さんは出られないし、外からお客さんはどんどん逃げ込んでくる。外は水で溢れ、中は人で溢れ。店員さんも少し困り気味。
けどけど、ボクは夏の夕立が好きです。
雨が上がるのを待つのって、とても愛おしい時間です。雨による足止めという時間が、人の心に魔法をかけます。
お店で受験勉強をしていた恋人たちには、今日のお別れを少しでも伸ばしてくれる恵みの雨。次の予定に焦っていたビジネスマンには心のリセットの雨。読書をしていた人にはもう1ページの雨。同じ屋根の下で雨上がりを待つ人々に生まれる不思議な一体感。
やがて雨が上がり、それぞれが笑顔で店を後にします。
さて、席も空いたし、ボクたちは珈琲を一杯煎れていただきますか。