パッケージ

12月に発売される某アーティストのCDに載せるインタビューのリライトをしたりレイアウトをしたりしながら過ごす。
CDのブックレットは12cm×12cmという限られた判型でコンパクトにアルバムの世界観を楽しんでもらうために工夫が必要だ。MP3形式の様な劣化音声データなら簡単に配信サイトから簡単に手に入る世の中だから、CDのようなパッケージ商品は「所有感」「特別感」がないと魅力的ではない。クラシック系は音質が勝負だが、最近の人はCDでも購入後は携帯プレーヤーなどに入れてしまうため、結局良い音響環境で耳にすることは少ない。
となるとパッケージそのものが魅力的でないと『買ってよかった』と思ってもらえない。ブックレットに載せるテキストや写真も、ネットでやすやすと手に入るレベルではお話にならない。ますます作り手の工夫と総合力が求められる。

もっとも、コンテンツそのものである《音楽》が魅力的であるのが大前提だが。