3ヶ月

気がつけば独立して仕事を始めてから1ヶ月が経っている。やはり前職の業務をギリギリまで続けてからの独立だったし、この1ヶ月はプリンタなどの設備導入や役所や金融機関等への届け出、ご挨拶回りなどをこなしながらデザイン業務をしていたので、仕事の総量は普段の自分からすると余裕だったが、かなり忙しく過ごした。ここのところ、やっとこさ落ち着いて仕事に専念出来る体制が整いつつある感じだ。
独立開業に関するガイドブックなどを紐解くと、退職の希望を会社に伝えてから実質の営業開始まで3ヶ月かかると書いてある。だから開業するなら退社希望の3ヶ月前に会社に伝えなさいと。ボクが会社に年内いっぱいでの退職の希望を伝えたのが10月の末だから*1、辞めるまでの時間は2ヶ月だった。そして年明けからデザイン業務を始めたとは言え、2月頭まで準備や手続きに追われていたのを考えると、やはり実質の開業に3ヶ月かかっている。ウム、本は正しい。そういう意味ではボクは準備不足であった。
しかし、ボクは何も昨年の10月末にトツゼン独立を思い立ったわけではない。ここに至るまで、実に長い年月をかけて考え悩み行動してきた。大袈裟に言うならば、この仕事を始めた16年前からずっと考えていた事だ。そして、その期が熟したのがタマタマ2010年の10月末だった、それだけのこと。だから今年に入ってから1ヶ月の間に何をすべきか大方計算済みだったし、始めてみなければ分からないことも多かったが、上出来だったと思う。
そう、腹を括ったあの時から3ヶ月、先日役所に開業届けを出しに行ってきたので、社会的にもイッパシの個人事業主となったわけだ。
さてしかし、これはスタートラインに過ぎない。2年後3年後、実現させたい夢があるし、新しい出会いから生まれる新しい夢もあるだろう。勿論思わぬ大失敗する可能性だってある。だからこそ、コツコツと慎重に、時に大胆に進むつもりだ。

クリエイターのための独立ガイド―フリーで好きな仕事がしたい!

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フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。

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という訳で参考にした本。黄色い本ばかりだ。フースイ的には縁起がよろしそうだ。きたみりゅうじさんの本は技術評論社さんで装丁をさせていただいたことがある。一度お会いしてみたいなぁ。

*1:こういう日記だったね