キングジョー

遅い晩飯を済ませて友人たちと別れて大宮の街を歩いていたら、iPhoneを片手に千鳥足の外人さんが「キングジョー、キングジョー」絡んできたので「最近の外人さんは本当にウルトラマンが好きで困ったなぁ」と思ってたら「Japanese? Chinese?」と聞いてくる。

emixがすかさず「日本人デス」答えると「キングジョーはFamousなEnglish Barね。Friendと待ち合わせしててここら辺だと思うんだけど、君たちここら辺に住んでるの?(という意味の1/3くらい日本語の英語)」とiPhoneで検索をしながらほろ酔い加減で続けるので、
「あぁボブ(仮名)、残念だけどボクは君の期待に沿う事が出来ないよ。ボクはその店の名前も知らないし、そんなにウルトラマンも詳しくないんだハッハー!」と答えようとしたらemixが「ワタシその店知ってる!」と言い出す。
「Realy? Where? ここのシンゴー曲がったとこ?(1/3くらいの英語)」と目を輝かせるボブ(仮名)。ボクは実際知らないのだがノリで道案内をすることになった。ボブ(仮名)は「ボクの友達はミュージシャンをやっててそこでもライヴをすることがあるんだ(ほぼ日本語)」とゴキゲンに話しかけてくるが、酔っぱらいの言う事はよく分からないし、第一キングジョーって何よ。

で、「ここを曲がってまっすぐ行くとね、右のところにイギリスの旗があるんだよ」とemixに言われるままボブ(仮名)とプラプラ歩くと本当にあったよTHE KING GEORGE、本格的なイングリッシュバー。
「What's your name ?」とボブ(仮名)が聞くので「ツヨシ」と答えると「あぁツヨシ、君たちはなんて親切なんだ!(全編英語)」とお礼を言われハグして別れた。
困っている外人さんにオール日本語で道案内をするという快挙に我々は酔いしれた。本日クルマでなければボブ(お前も名前聞けよ!)と一緒に店に入って祝杯を上げていたところだ。
ところで・・・・emix、なんでこんなトコ知ってんだ。