ユーモアのあるリリしさ

プライベートな知人でもあり、業界仲間でもあるsnowgrooveさんが出演するリリカル・スウィング・ジャズ・オーケストラの第24回定期演奏会にお伺いしてきました。YAMAHA池袋のカルチャースクールの形式で結成されたこのジャズ・オーケストラは四半世紀に渡って活動をしているのですから大したものです。
実におおらかなステージとMCで会場は終始明るく和やかな印象です。「きっとお勤め先では部長さんとかで、バリバリ仕事をされているんだろうなぁ」と思われるメンバーの方々も多く、都会の平日の夜に池袋のアムラックスホールなんぞでジャズを奏でておられるなんて趣味としては最高のランクでしょう。部下もクライアントさんもメロメロですな。リリカルとはいいながらもユーモア溢れるバンドです。とても良い意味でアマチュアらしい演奏です。
内容はスタンダードなナンバーが中心で、ボクたちがSFCのステージに上げた曲も数曲あり(中には同じ譜面も!)、親しみを感じました。
ボクは最近、自治体や企業がマネジメント業務を行い、カルチャースクールの形式で編成されるアマチュアの吹奏楽・バンド・オーケストラ活動に非常に注目しております。ジュニア・オーケストラなどでは昔から行われていた形式が、大人の世界でもアマチュア楽団の運営として大変パフォーマンスの良いフォーマットとして展開されている事例をいくつか目の当たりにしてきたからです。この辺りが最近行き詰まりを見せている私設の社会人アマチュア吹奏楽団の運営の打開策になる可能性もあり、音楽系大学・専門学校が育成投入できる人材派遣の場としての可能性もあるわけです。
詳しくは後日まとめて書きます(「誰吹*1」のコンクール篇・下〈市民吹奏楽団編〉も書いてませんしね。)。

*1:ボクが時々勝手に書くコラム日記「誰が吹奏楽を殺すのか」