UNDER THE BLUE SKY

UNDER THE BLUE SKY

UNDER THE BLUE SKY

  • アーティスト: 黒金寛行篠崎卓美,ダーヴィド,高嶋圭子,フェルヘルスト,中川英二郎,ジャクソン,篠崎卓美,黒金寛行
  • 出版社/メーカー: HARBOR RECORDS
  • 発売日: 2012/03/07
  • メディア: CD
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バストロンボーン奏者の篠崎卓美さんと黒金寛行さんによるデュオアルバム「UNDER THE BLUE SKY」のリリース記念コンサートで新大久保のスペースDoへ。
昨年の2月に彼らの地元いわきで一期一会のつもりで組んだデュオ(ピアノは城綾乃さん)が、震災を経験し、その後故郷福島への想いを胸に始めたチャリティコンサートで演奏してきた音楽が、こうしてアルバムとして実を結んだことを(直接の関係者ではないんですが、彼らを応援してきた者として)嬉しく思います。このアルバムは制作費以外の収益全額を震災募金として福島県吹奏楽連盟を通して音楽を愛する被災地の子供たちに寄付されるそうで、このアルバムがある限り、彼らのチャリティ活動は続く訳です。
それとは別に、我々はトロンボーンの名盤の誕生を喜ばねばなりません。これは単なるチャリティアルバムだと侮ってはいけません。ゼネラル・プロデューサーに中川英二郎さんを迎え、中川さんの新作満載なのは勿論のこと、高嶋圭子さんが彼ら二人ために、穏やかで美しい福島・日本の復興を想ってチャリティコンサートの度に一楽章ずつ書き上げていった名曲《2本のバストロンボーンとピアノのための組曲「春の呼ぶ声を聞く」》が収録されているからです。そして今や超有名曲になった「A SONG FOR JAPAN」のバストロンボーン・デュオ版も最後に祈るように納められています。
バストロンボーンという楽器の概念を軽々飛び越してしまう彼らの技量と音楽性の高さに舌をグルグル巻くもよし、美しい音楽に涙を滝の様に流すもよし(実際「春の呼ぶ声を聞く」の三曲目「桜」は〜三春、滝桜に寄せて〜とあります)。なんというかね、先日の話の続きじゃないけど、トロンボーン吹きじゃない人も1000%楽しめますが、トロンボーン吹きはプロアマ問わず絶対聴かないとモグリプレーヤーになりますね。
このデュオ、黒金さんが四月からドイツ留学してしまうため生演奏では暫く聴く機会がなくなります。もし聴きたい方はまだ間に合いますよ。
明日21日、新宿の管楽器アヴェニュー東京にて篠崎卓美&黒金寛行トロンボーンなんでも相談会が行われます。ここでもミニコンサートが開かれます。入場料1000円ですので、是非足をお運びください。
それが難しい方は早速アルバムをポチって下さいね〜。
そうそう、今日のコンサート終演後も恒例となっている、コンサートを聴きに来た人も参加OKの打ち上げがありまして、(もうそれ自体がコンサートを聴きに行く目的となりつつありますが)お出演者の方々や色んな皆さんと終電まで盛り上がってきました。楽しい休日でした。