訓練


打ち合わせの道行きで、駅の高架下に保育園があるのですが、そこからとある乗り物が出発しました。大量の園児が詰め込まれているそれはキャーキャーと賑やかで、一見なんとも可愛らしいベビーカートの一団なのですが、ふとemixが呟きました。
「もしやこれは何かの訓練なのでは?」
彼女の主張はこうです・・・決まった時間に整然と並んであのカートに乗車し、決まったルートを車中でそれぞれの時間を過ごす。中にはあの子が押しただ押さなかっただ、ブっただブってないだ、サワっただサワってないだ、オシッコ漏れただ、ヒマだ、ネムイだ、色んなトラブルに見舞われるであろう。そう、これは通勤電車に乗るための訓練なのだ。社会の模式なのだ。しかるべき将来、この駅から彼らは毎日職場へギュウギュウ詰めの電車に乗って通勤せねばならない。また、呑んだくれて帰ってこなくてはならない。そんな時幼い頃のこの経験が活かされるのだ。駅前にあるこの保育園だからこそ、こういった訓練を幼子の時から積むのに違いない・・・
ん〜確かに。