2012-09-02 モンポウの《インプロペリア》公演を聴いて otoshimono 時代に選ばれた人というのは確かに存在する。才能や実力や美貌や人脈や血筋、繊細さとメンタルな強さを全て併せ持っていたとしても・・・それだけではまだ得られない力。その時代を生きる人々の共感に後押しされて見出される人。伝説の人物として歴史に名を連ねるべく生まれた人。 そういった人が相応しく用意された舞台に上がった時に放つオーラの輝きというのは圧倒的というより感動的である。 今日はそういう人が何人も登場する演奏会に立ち会った。 モンポウの祈るような音楽が彼らの輝きを纏ってさらに美しく響いた。