TheTUBA band〜第10回記念演奏会〜


TheTUBA band〜第10回記念演奏会〜で杉並公会堂。今回はフライヤ&パンフレットなどのデザイン制作のみならず、ディスプレイ設置&グッズ販売&撮影部隊という現場のオシゴトでございます。
撮影の仕事中とはいえ、二階席から自由なアングルでスペシャルな音楽を聴く事が出来るのは大変幸せでした。
彼らの演奏技術がズバ抜けているのは当然なのですが、今夜の演奏は音楽としての表現がいつにも増して豊かで思い切りも良く、聴き応えがありました。
さらにTheTUBA bandのメンバーの演奏はモチロンのこと、ゲストのエリック・ジェルデビックさんの演奏が度肝抜かれるくらいに素晴らしく、また心の底から愉快でビッグな方でした。
公演としてはエリックさんは日本初登場ですから、彼の演奏を日本で聴いた人なんていない訳です。プロフェッショナルな演奏家の間ではとっくに有名人でも、殆どのお客さんにとっては正直「チラシの裏を読むとスゴい上手いらしいけど、誰?」な訳です。しかもその前からTheTUBA bandが度肝抜かれるような演奏をしている訳です。
しかし、第二部の2曲目で彼が現れて1曲吹き終わるやいなや、会場は驚嘆と歓喜のムードに包まれ大騒ぎになりました。上から撮影していてお客さんの雰囲気がドンドン変わっていくのが目に見えてわかるのです。もう「日本ユーフォ・テューバ新聞」なんてのがあったら朝刊の一面トップですよ。
その後も鼻血が出る程難しくなったヴェニスのヴァリエーションのソロや、メンバーの中に入ってのチックコリアのスペイン、さらにアンコールの「私は町のなんでも屋」では愛嬌のある巨漢キャラを爆発させ、鳴り止まぬ喝采の中、かつてない盛り上がりの中の終演となりました。
ところで今回、第10回を記念して前回好評だったハコキャラを10セットだけ限定販売させていただいたところ、なんと休憩時間中に完売いたしました。ありがとうございます。見る分には楽しいですが、作るとなると相当面倒くさいペーパークラフトを購入して頂けるのか、と作者本人は正直不安でしたが、安心しました。
そして、今回のディスプレイではこの記念セットには入っていない、エリックさんとTheTUBA bandマネージャーでユーフォニアム奏者の染野真澄さんのハコキャラも制作させていただきました。
染野さんはともかく、エリックさんはお会いしたことがないし、来日されるまでアーティスト写真と「デカイ」という情報しかなかったので、メンバーの次田さんを120%拡大したサイズで作りました(ちなみに染野さんは標準サイズの他のメンバーの85%)。実際のスケール感ともピッタリで良かったです(ご本人たちの写真、許諾が下りたら掲載しますね)。
このクラフトはエリックさんにもプレゼントし、大変気に入って頂けました。嬉しい!!
打ち上げの席で握手させていただいたのですが、子供の頃に大人と握手した感覚を久しぶりに思い出しました。