大宮にある粋な音楽ショップmore recordsが主催するイベントMORE STYLE MARKETをぶらつきにさいたまスーパーアリーナにあるイベントスペースTOIROへ。埼玉県で活動する作家やショップが多数出店していたり、more recordsがセレクトした現在のインディーズシーンを彩るアーティストたちが出演するフェス形式のライヴあり、フードまで楽しめてしまう〈春のアート系文化祭〉といった感じ。
ボクが今後考えているイベント構想の大いに参考になる部分も多く、楽しめた。
トリのライヴはボクが昨年から気になっているユニット〈Magdala〉。このイベント全体のチケットは完売とはいえ、ライヴの方はそれぞれのご贔屓のオーディエンスが入れ替わるので、トリとはいってもハコが満員というわけにはいかず少し寂しかったものの、映像と連動した独特のステージは倒錯感が面白かった。
このユニットが作り出す音楽は、本人達は全く意識していないと思うが、POPSという枠組みよりはコンテンポラリに近く、彼らの世界観を導き出す挑戦的で実験的な表現が随所に見られる。またエレクトロニクスとの連動に関しても現代美術の感覚に近い。どうにかして、そちら方面の皆さんにも体感してもらいたいなぁと思いながら会場を後にした。
