ポリティカル

吹奏楽のレパートリーは演奏形態の発生経緯からしてもポリティカルなメッセージを含んだものが多いので、〈かっこいい〉〈昔演奏したことある〉〈簡単で鳴りがよい〉なんて理由で選曲すると意図しないポリティカルなストーリーがプログラム上に生まていたり、アンコールで全てが台無しになります。
曲それぞれは単体でそれぞれの由来や音楽的な意図があって、それだけ取り出すと、まぁそれぞれなんですけど、他の何かと並んだとき、演奏者のメッセージみたいなものがどうしても発生してしまいます。
また、受け手は何かしらメッセージとして受け取ってしまいます。
それを「音楽は聴く人それぞれに何か思えばいい」なんて乱雑に扱っていいのかなぁと。演奏者本人たちが誤解されちゃうリスクだってあるというのに。