紙もブラバン!?


先日より絶賛発売中の「きばれ!」ですが、実際お手に取ってみられると、カバー写真の空気感がよく伝わってくると思います。ホールのベージュの細やかなグラデーション、ひな壇に乗っている奥の金管セクションのガールズから手前の藤重先生までの立体感・・・。これを実現させているのは、紛れもなくカバーに使用した紙「エアラス」のおかげなんです。昨年発売されたエアラスはこういった細かな写真再現に優れつつも目に優しい印象を与える紙で、今回もこの風合いをさらに引き出すために表面はPP(ビニール)貼りではなく、ニス引きで保護しています。
さて、このエアラスの開発責任者、実はブラバン野郎でして、ボクの大学時代の悪友です。ホルン吹いてました。自分の下宿があるにも関わらず私のアパートで勝手に寝起きし、人の冷蔵庫を開けては「何もねーな」とぼやき、人のコタツで「ヤベー、レポート書いてねぇ(彼は理学部化学科です)」と口では云うものの夕刻までダラダラ寝て過ごし、部活に行っては吹奏楽に没頭する日々を共に過ごしていました。ちっともレポート書かないのに、何故にこんなに立派な技術者になれたのか、皆目見当が付きません。
という訳で、紙の繊維の先っちょまでブラバンな《きばれ! 長崎ブラバンガールズ》宜しくです〜。