怒と哀の間

例え他人の制作物であっても「話題になっているから鑑賞してみた」という人からケチョンケチョンに貶されているのを見かけると、つい『ムカッ』となってしまうのだが、いやいやそれも甘んじて受けなければならないのが作り手なのだと己の心を諫める。それが作り手の人格でなく作品の評価である限りは。

しかし苦しく哀しいのだ。そのケチョンケチョンに言っているのが知り合いであったりすると。そういう罵詈雑言を得意げに話す君を見たくはなかったよ、と頭が重くなってしまうのだ。