凡才の戦い方

天才が創り出す表現って自分の業種ではない領域であっても凹むくらい圧倒されるなぁ。その年齢の経験値では絶対勝ち得ないような領域に既に到達してしまっている若手のパフォーマンスを観せつかられる(聴いてしまう)と特に。遥か後ろから光速で一瞬にして追い抜かれる感覚。


自分が彼らと同じ年齢だった頃なら「いやいや俺だってそんくらい出来るよん」と根拠のない自信と焦りでガリガリ足掻くんだけど(そして天才じゃないから勝てない)、ベテランと言われる年齢になってしまうと「おぉスゲー」ってある意味素直に驚いちゃう。根拠のない自信はないんだけど焦りもない。


自分は天才でもなければヒットメーカーでもない事くらいは、もう流石に分かってるので、とにかく丁寧な仕事で打率を上げていくしかないし、圧倒的不利な状況(納期や予算)でも一定のパフォーマンスを出し続けることでクライアントに応えていくしかない。凡才の戦い方ってもんがあるんだよ。