M8 STYLE,vol.1

吹奏楽ネタを一つ。今年の春先に手掛けたCDの一つに「M8 STYLE,vol.1」てのがあります。ミュージックエイト社から出版されている吹奏楽の譜面をセレクションしてレコーディングしたものです。
「なんでいままでなかったのォ!」ってのはボクが勝手に考えたコピーをレーベルが採用しちゃったモノですが、この企画、あまりにも当たり前過ぎて誰も今まで思い付かなかったんだって。レーベルの若手くんが「何故やらないんですか?」と企画会議で聞いたのが事の始まりらしいです。しかも発売してみるまでレーベル側は本当に売れるかどうか半信半疑だったんだから、制作者サイドとユーザーのギャップを感じさせるエピソードですよね。
ボクは売れるに決まってると最初から思っていたので、コンピCDっぽく「タイトルがCG処理ハデハデ系」の案とか出したんだけど、レーベルからは「安く」、M8社からは「スタイリッシュに」という要望が出たため、担当の若手くんと相談して「2色刷りだけどビックリマンチョコのシールみたいに光る紙に印刷する」方式にしてみました。それから印刷所に相談して「白くてビックリマンな紙」を取り寄せてもらい、それでも高いのでジャケットのみで使うことにして何とか実現させたのが下のものです。レーベル、M8、デザイナーの勘、3つを合体させました。ドリョクノケッショウ! でも画像だとビックリマンに光ってるのわかんないね。実物はお店で見るか、買ってみてね。
指揮はカッコイイ齋藤一郎さん。この前の東京佼成ウインドオーケストラの定期演奏会の打ち上げでお見かけしたんだけど、どこぞのモデルが来たのかって程カッコイイ。演奏はモチロン東京佼成ウインドオーケストラ。中でも「ハウル」はアチラ(asin:B0007TFC8Y)のCDよりサントラっぽくて良いと評判。でもアチラは伝統のある不屈のシリーズ。レコーディングのクオリティも高い。だからこそコチラも個性を活かした「ならではの」シリーズに育つとみんなは楽しいですよね。

M8 STYLE,vol.1

M8 STYLE,vol.1