城址を歩く

真鳥城址

mittenが朝も4時から夜が明けたといってリビングを駆けずり回っている。何故今日が土曜日でボクらが休日だと分かるのだろう。散歩に行こうとモーレツな催促。とうとう堪忍して6時半に家をemixとmittenと出発する。
今日の散歩はちょっとした目標地点を決めていた。「真鳥城址」。鎌倉時代の城館の址である。
ウチの近所のさいたま芸術劇場の前を南北に走る道は昔「いざ鎌倉」で有名な鎌倉街道。その街道沿いで現在の中浦和駅近くに「日向」という地区がある。ここは源頼朝の御家人であった畠山重忠家臣「真鳥日向守」の城館があった由緒正しい土地、らしい。実はこれ先日の新聞広告に入っていたチラシのウケウリ。
なんでもここらへんにマンションを建てるらしく、その売りが何故か「城址に住まう」。城ったって室町時代には既に城址だったらしいので廃城になってから裕に700年くらいたってる。中世の坂東(関東)は城館がそこらじゅうにあった。ちょっと見晴らしのよい小高い土地はだいたいそうだったんだから、モノを売るにしてもコジツケ過ぎなんじゃないのかなぁ。
などと言ってはみたものの、中世城郭が好きなボクにとっては絶好の観光スポット。散歩しがてら行くにはちょうどいいじゃない。実は何となく知ってたし。
てくてくと二人と一匹は歩きました。台地が終わる見晴らしの良い土地に神社を見つけた。矢倉にするにはモッテコイのロケーション。ボクの城センサーがピピッと鳴ったので訪ねてみるとやはり真鳥城址ゆかりの氷川神社でした。しっかり記念に立て札をパチリ。
その後もプラプラと近所を歩いて、途中コンビ二で朝食をとる。そしたらトラ模様のフレブル*1がやってきた。mittenはちゃんとご挨拶できましたよ。それにしてもトラ模様なんてなんだかネコみたい。珍しいよね。
2時間たっぷり歩いて戻って来たけど、なんとまだ9時前。天気も良くて気持よかった。「早起きは三文の得」と言いますが本当だねぇ。mittenに感謝。

*1:フレンチブルドッグ