お達者!

私のオーケストラ

今日はさいたまファンファーレクラブの大将であるokabeさんが和光市民オーケストラに出演するのでemixとmochicoと聴きに行きました。金管まつりに出演するGood-up Brass Ensembleのyoshioくんも出演します。二人ともトランペットです。
プログラムは小山清茂の「管弦楽の為の木挽歌」、シベリウスの「カレリア組曲」、そしてショスタコーヴィチの「交響曲第五番」です。ここのオーケストラは演奏はけっして上手とはいえない部分もあるけど、「純粋に音楽を楽しみたい」という気持がオーケストラにも聴衆にも強くて、いつも感心させられます。
でも、今日はそれ以外にビックリしたことがあったのです。今日は車椅子のお客さんが二人いらっしゃって、ひとりは電動の車椅子に座っておられる中年の男性、もう一人は一見やさしそうですがサングラスをかけた奥の眼光はなかなか凛としたところのあるお爺さんでした。一曲目の「木挽歌」が終わると、指揮者の方が客席の方を向いて、誰かを探してらっしゃる。すると、なんとそのお爺さんが、付き添いの方に支えられて立ち上がったのです。なんと作曲者の「小山清茂」先生その人だったのです。御歳92歳! どよめきとともに沸き上がる温かな拍手*1に、ニコやかに応えておられました。
夜、N響アワーで日本人作曲家の特集をしていましたが、伊福部昭さん、早坂文雄さん、そして小山清茂さん、いずれも1914年*2生まれなのですね。CM音楽で有名な三木鶏郎さんもこの年に生まれました。才人揃いのスゴい年だなぁ。
写真は「私のオーケストラ」という食玩で編成したオーケストラ。コツコツと沢山買いました。写真だと上手側*3が切れてますが、ちゃんと弦楽五部で二管編成です。何故かティンパニまで二人います。

*1:そりゃ、みんなビックリしたでしょうに!

*2:第一次世界大戦勃発の年。音楽の世界では、ストラヴィンスキーが「ペトルーシュカ」を、ラヴェルが「クープランの墓」を作曲

*3:舞台から見ると左、客席から観ると右側